次の拠点について、最近考えていることを共有します。せっかく一棟で、1Fをショールームにできる。だからこそ、単なる「新しいオフィス」にはしたくないと思っています。
オフィスではなく、「目的地」にしたい
アクセスがいいから来る。近いから来る。打ち合わせがあるから来る。
もちろんそれも大事です。ただ、それだけだと、場所は手段のままで終わってしまいます。
- 「Capsule Hubに行ってみたい」
- 「また行きたい」
- 「東京に行くなら寄ってみたい」
そう思ってもらえる場所にできたら、すごく強い。僕の中では、オフィスというより「わざわざ行きたくなる目的地」に近いイメージです。
最近考えているのは、大きく3つです。
1. 場所そのものをブランドにする
単なるオフィスではなく、Capsule Hub Tokyo。そういう感覚の場所にしたい。
1Fには、今まで作ってきたDockやCraftを並べるだけではなく、Linkやアプリ、開発中のもの、世界中から届いたばかりの試作品、まだ世の中に出していないものまで置きたいと思っています。
Capsule Hubの「今」と「未来」が見える場所。
完成品だけを綺麗に並べたショールームというより、「ここでは今まさに何かが生まれている」と感じてもらえる場所です。
2. 来た人だけが体験できるものをつくる
例えば、こういうものです。
- ここでしか回せない限定ガチャ
- 来訪者限定のアイテム
- まだ世に出ていないプロトタイプ
- 毎月変わる展示
- ここに来ないと見られないFuture Wall
「わざわざ来た」という行為自体に、ちゃんと価値を返したい。
さらに言うと、「Capsule Hubに行ったことがある」こと自体が、ちょっとしたステータスになるくらいまで持っていけたら面白いと思っています。
「あそこ行った?」「行ったことあるよ」「え、いいな」。そんな会話が自然に生まれる状態。誰でも大量に来られる場所にするというより、来た人にとって少し特別な体験になる場所です。
限定ガチャやVisitor Itemも、ただのノベルティではなく、「ここに来た証」にできるといい。数年後に、昔のVisitor Itemを持っていることがちょっとした自慢になるくらいでも面白いと思います。
つまり、来訪そのものを一つのブランド体験にしたい、ということです。
3. 「相手が会いに来る会社」になりたい
これが一番大きな話です。
会社を始めたばかりの頃は、当然こちらから会いに行きます。営業する。紹介してもらう。お願いして時間をもらう。
でも会社が強くなるにつれて、顧客も、採用候補も、投資家も、クリエイターも、海外パートナーも、「一度行ってみたい」と思ってくれる状態をつくりたい。
僕はこれを最近、Company Gravityみたいなものだと思っています。
会社に「重力」ができる。面白い人、案件、情報、資本が、自然と集まってくる。その重力をリアルな場所として表現するのが、次の拠点なのかなと考えています。
1Fは、5つが交差する場所に
だから1Fのショールームも、営業のためだけの場所にはしたくありません。
- Sales ── 顧客に体験してもらう
- Recruiting ── 候補者に未来を見てもらう
- PR ── 取材や撮影の場所になる
- R&D ── 新商品や新UIを実際に試してもらう
- Community ── 面白い人同士が出会う
全部が交差する場所にしたいと思っています。
Capsule Hubって、名前自体が「Hub」なので。筐体をつなぐだけではなく、IP、スポーツ、メーカー、クリエイター、エンジニア、投資家、海外パートナー。そういう人たちが交差するHubにしたい。
例えば月1回、20人くらいだけ呼んで、「Sports × IP」「Japan IP to Global」「Hardware Startup」「Fan Economy」みたいなテーマで、営業目的ではない小さなイベントをやるのも面白いと思っています。
目指すのは、Destination Company
最終的に目指したいのは、東京に来る人同士で、こんな会話が生まれる状態です。
「次どこ行くの?」「Capsule Hub寄ってくる」「あそこ一回行った方がいいよ」。さらに、「Capsule Hub行ったことある?」が、少しだけ意味を持つ状態。
Capsule Hubに用事があるから行くのではなく、Capsule Hubに行くこと自体が用事になる。そんな場所にしたいです。
言葉にすると、Destination Companyみたいな感覚かもしれません。便利だから選ばれる会社ではなく、わざわざ関わりたくなる会社。近いから行くのではなく、そこにしかない体験があるから行く。そして、行った人自身も少し嬉しくなる。
まだまだ構想段階です。でも、せっかくなら中途半端に普通のオフィスを作るのではなく、ここまで振り切って考えてみたいと思っています。